SCUBA Self‐Contained Underwater Breathing Apparatus 自給式水中呼吸装置、私達が楽しんでいるスクーバダイビングは自給する為にシリンダー(タンク)を背負ったり(バックマウント)、体の側面に装着(サイドマウント)したりします。
シリンダーにはバルブがついていますがバルブについてちょっとシリーズ化?綴ろうかなぁと考えています。
多くのダイバーがシリンダーはダイブサイトでレンタルしていると思います、マイシリンダーを所有されているダイバーの方もいらっしゃると思いますが・・・・このシリーズでは
- 初歩的なトラブル対応策
- シリンダーバルブの種類
- シリンダーバルブの分解
そんなことをお知らせしていこうかと考えています、シリーズ化しなかったら、、、、ごめんなさい。
んで、まずは、最も一般的で、よくあるのが
シリンダーバルブとレギュレーターファーストして―時接合部からのエア漏れ
これが一番多いかと思います。
陸上で気がつくこともあるし、水中でなんだかシュワシュワ泡が出ていてバディに指摘されたりします・・・・多くの場合大事に至ることはないのですが、あまりにひどい漏れはストレス要因になるのでダイビングを心から楽しめないかもしれません。
原因は・・・
ほとんどの場合、シリンダー側のOリングの劣化などが原因です。
この黄色い矢印の先のOリングという黒いゴムに亀裂があったり、ひび割れしていたりしてエア漏れが発生することが多いです。
解決策は・・・・
Oリングを交換する!です、なのでダイバーの皆さんがOリングの予備を常に持っていればすぐに解決します、が、このOリングにも規格があるので安易に手元にあるOリングに交換したりすると逆にトラブルのもとになります。
バルブメーカーによってサイズが異なっている点も注意が必要です。
同じように見えるけど違う!
Oリングの規格はサイズ、材質、硬度によって記号で分けられています。
前掲の写真のOリング規格番号はP-12.5だったかな。
例えば硬度が低い=柔らかいOリングをサイズが同じだからといった理由で使用すると、シリンダー内の圧力は陸上の200倍にもなっていますので、変形しさらにひどいエア漏れ、最悪なのが水中で吹き出す、何ていう可能性も否定できませんのでご注意ください。
こいつは便利!マルチツール
予備のOリングがあれば交換が一番確実です、Oリングを取り外すにはエアを使用する方法もありますが、ツールを使うのがよいでしょう。
写真のツールは今後のシリーズ化にも登場予定のダイバー用マルチツールです。
現在入荷待ちですので入荷次第ネットショップで販売しますね。
プロ認定のある方は是非一つお持ちいただくことをお勧めします。
外したOリングは迷わず廃棄!
外観が綺麗でも外したOリングは自治体のルールに従って廃棄してください!
新しいOリングに交換してダイビングを楽しんでください
Oリングを交換しても解決しない時は?
ひょっとするとレギュレーターやシリンダーバルブに原因がある可能性があります。
この件に関しては、またの機会に紹介しようと思います、それではシリーズ化にご期待ください!