何を選んでよいかわからない?そんなダイバーの方の一助になればうれしいです。

Apeks XTX200

テクニカルダイバーからの信頼も厚い、エイペックスのレギュレーターセットがお買い得です。
稲取マリンスポーツセンターが自信をもってお勧めできるレギュレーターです、正直このレギュレーターがなければ取引していなかったかもしれません???
メーカーサイトなどで表示されている機能に関して少しでもわかりやすく説明できればとブログにしてみました。
わかりやすく説明できればいいなぁ。

フラッグシップモデルのXTX200!

XTX200には4(2)モデルがあります。

水深200mでの快適呼吸を証明されたフラッグシップモデルがXTX200です(証明書はのちほど)。
XTX200には
・タングステン
・タングステンスイベルホース
・スイベルホース
・標準ホース
このラインナップです。
タングステンモデルはダイヤモンドに次ぐ高度を持つタングステンをPVDコーティングという特殊加工で仕上げてあります、これにより耐久性の向上と傷がつきにくくなり、独特の質感で人気があります。
基本的にはタングステンとシルバーの標準モデルの二つに大別されますが、それぞれにスイベルホースモデルとフレックスホースモデルがあるために4モデルと今回は述べています。

コーティングの違いで内部構造に違いはありません。


カタログ記載内容をかいつまんで解説していきます

ファースト(1st)ステージ

  • オーバーバランスドダイヤフラムシステム
    一般のレギュレーターよりも深度下での呼吸を安定させる構造です、ほとんどないかと思いますが深度が深くなるにつれて呼吸抵抗は増していきますがこの構造により、ディープダイビングでも安定した呼吸を実現しています
  • HPポート2か所・LPポート4か所
    HP=high pressure=高圧
    残圧計を取り付ける穴が2か所あるということです、トランスミッターなどを使用する方は2つあるモデルを選ぶのが一般的です。
    LP=low pressure=低圧
    ドライスーツ用、メインセカンドステージ、バックアップのセカンドステージ、BCD用ホース等を取り付ける穴が4か所、ドライスーツダイバーは一般的な装備においては4ポートが必要になります。
  • ドライチャンバーシール
    市販されているレギュレーターの多くは1stステージ内部に海水を取り入れて圧力を調整しますが、このドライチャンバーシールは1st内部に海水を取り込みません、そのため内部の腐食によるダメージを抑えることができ、流氷ダイビングなど寒冷地でも使用が可能で潜る場所を選びません。
左右にそれぞれ3つ、合計6個のポートがあります

セカンド(2nd)ステージ

  • バランスドタイプセカンドステージ
    スタンダートとバランスの2種類がセカンドステージにはあります。
    セカンドステージは吸う力で内部のばね(語弊があるかもしれませんがわかりやすくばねと表記します)を動かして空気を供給します。
    呼吸時の抵抗を下げてくれるのがバランスタイプと呼ばれます。
  • パージレベルに応じ2段階の使い分け
    動画を見るとわかりやすいです、押す場所によって吹き出し量を変えられるのでパージボタンを押す際の吹き出し量を自分で調整できます。

通常のパージボタンの形状だと押す深さを調整する必要があります、これには慣れが必要ですApeksは押す場所で調整できます、これは使っていただくと非常に快適な機能です。
また余談ですがサーチアンドリカバリースペシャルティなどでリフトバッグを使用する際にも便利な機能といえます。


セカンドステージつづき・・・・

  • 大型ヴェンチュリー調節スイッチ
赤い矢印がベンチュリー調節スイッチ

セカンドステージ、通常は左手側についているレバーです、+プラスと-マイナスを切り替えます、難しいことはさておき、プラスにしておくと呼吸がしやすくなるけどフリーフローしやすくなります。
エントリー時にはマイナスにして、水中でマイナスに切り替えるというのがおすすめです(特にボートダイビングのエントリーでジャイアントストライド、バックロールなどで水面にエントリーした際にフリーフローが発生することが多く見受けられます、バックアップにこの調整期のがある場合には-がおすすめです)これによる呼吸感の変化は通常の場合感じられることは少ないかもしれませんがレギュレーターの呼吸抵抗計測器などでは堅調に数値化されプラスの時のほうが吸いやすくなるというデータはあります。もう少し吸いたいな、そんなときにはプラスにシフトするとよいでしょう。

  • 流量調節ノブ
赤い矢印が流量調整ノブ

セカンドステージに流れるエアの量を調整するノブです、回転させることで呼吸抵抗の調整が可能です。
深い場所で少し慌ててしまった場合などは抵抗を減らすとリラックスできることもあるようです。
参考までにセカンドステージのホースは左右どちらにも取り付け可能です、以前右手が不自由な方にダイビングを楽しんでいただけるように交換したことがあります。


  • 快適な呼吸感をサポートするシリコーン素材の排気バルブ
    これは残念ながら外観からは確認できません、エクゾースト(排気)ティーの隙間からのぞけるかな?
    といった感じです。
    柔軟な素材で吸気だけでなく呼気抵抗も低減してくれます。

エクゾーストティー(上の画像の赤い矢印の部分です)はスモールタイプへの換装も工具なしで可能です(購入された際には付属してきます)し排気の泡が顔周辺に排出されますがバックアップや小型軽量化(僅かですけど・・・・)、外部との引っ掛かりを減らしたい方にはよいかもしれないです。

  • あごへの負担を大幅に軽減するC/Bマウスピース標準装備
APEKS C/Bマウスピース(BKシリコーン)[No.155324]

C/BとはComfortable(Comfort)Biteの略です、Comfortable(Comfort)は快適、Biteは噛むという意味です。
上あご部分にサポートが付いたマウスピースがあごの負担を軽減してくれます。
オプションになりますが女性などにはスモールタイプのC/Bマウスピースもご用意できますしカラーのついたマウスピース(もあります。

APEKSカラーマウスピースセット(BL,GN,RED,YL) [No.151435]
  • ヒートエクスチェンジャー
矢印の先の部分です

ヒートエクスチェンジャーはホースとセカンドステージの接続部分にあるギザギザのことです。
ホース内を流れてきた周囲よりも高い圧力のエアが吸うことによって解放され圧力が下がります。
圧力が下がると気体は膨張し温度が下がります、寒冷地などでのダイビングでは温度低下により凍結、結果フリーフローが発生します、それを少しでも予防してくれる機能です。
流氷の下を潜る際などに役立つ機能です。
さらにApeksには寒冷地により強いモデル「MTX-R」も販売されています。

MTX-R 北奥愛用モデル

200mでの呼吸を証明しています

呼吸がしやすい!とほとんどのレギュレーターがセールスされます、でも実際に性能を数値で公表しているメーカーはほとんどありません。
エイペックスはサイトで呼吸抵抗値を公表しています。
呼吸性能測定には世界でも数台しかない測定装置を用いて行います。

このあたりの呼吸性能に関してはまたの機会に説明します。

また、200mでの証明もダウンロード可能です。

クリックでPDFファイルをご覧いただけます。

  • オプションパーツに関して

オプションで1stステージのLPポートを増やすことが可能です、私自身サイドマウントでのダイビングの際はこのポートを使用していますし、BCDがi3(アイスリー)タイプの場合はホースの取り回しがよくなることがあります。
エルボーフィッティングはセカンドステージとホースをつなぐ再々に取り付けることであごへの負担を一層軽減することが可能です。

エルボーが装着されたセカンドステージ

エルボーに関しては接続部分が増えることなどでメンテナンスの手間が増えたり、ホース交換の必要性が生じることがありますので慎重に検討されるのがよいです、安易に装着するとかえってあごへの負担が増えたり、使いにくくなることもあります、スタッフまでご相談ください。

ワランティシステム

レギュレーターは自動車の車検のように義務づけられてはいませんが、年に1回オーバーホールをする必要があります。
エイペックスXTX200シリーズは通常のオーバーホールで交換されるパーツ保証が5年間ついています。
 交換を義務付けられているパーツ費用は1st&2ndでおよそ8,000円から9,000円となりますがこのパーツ供給を5年間、きちんとメンテナンスを実施していることなどを条件に無償で提供されます(工賃などは別途です)、総額4万円以上のパーツ保証です。
この点を考慮すると保証がついている上位機種も視野に入れやすくなるのではないでしょうか。
保障に関してはメーカーサイトで詳細をご確認ください。


読み返してみるとあっけなく読めてしまいますが、久しぶりに長い文章を書いたような気がします。

ダイバーの皆さんがより良いギア選びをして、海を楽しんでいただけるようにスキルアップサポートを今後とも継続していきます!

GET WET !

海でお会いしましょう!