エンリッチドエアとは空気よりも酸素割合を多くしたガスのことです、これを活用することによってノンストップ時間を延長することが可能になりますし酸素欠乏のリスクを減らすことができます。

反面、酸素濃度が高いため最大深度に制限が発生したり特有のリスクも知っておかなくてはいけません。
現在多くの場所でエンリッチドエアが使用されていますが特に飛行機を使って行かなくてはならない海外でのダイビングなどには有効であるといえます。

  • 飛行機を使ってダイビングに行く予定がある。
  • カメラをじっくり使ってダイビングをしたい。
  • 減圧症のリスクを減少したい。
  • 高濃度の酸素で楽にダイビングしたい。
  • ダイブコンピュータの機能を活用したい。
    そんなダイバーの皆さんにお勧めのスペシャルティコースです。

エンリッチドエアは講習を終えていないと利用できないため、取得されておくべき認定と言えます、またダイビングは必須ではないのでクラスルームのみで取得が可能になっていますのでお気軽にお問い合わせください。

受講スタイルに関して

マニュアル&DVDまたはeLearningが選択できます。

エンリッチドエアダイバー参加前条件

・PADIオープン・ウォーター・ダイバー 以上 またはPADIジュニア・オープン・ウォーター・ダイバー以上で、12歳以上。
病歴診断書に記入・署名ができ、該当がある場合は医師の診断書をお持ちいただけること。

一緒に検討しておきたいコース

ボートダイバーで経験を積んでおこう

学科講習に関して

PADIエンリッチドエアーマニュアルとDVDまたはeLearningでの講習が可能です。
教材の場合はDVDとマニュアルを見て、2つのセクションの知識の復習を終えてからご参加ください、インストラクターと答えわせを行い、ファイナルエグザム(最終学科試験)は75%以上の得点で合格となります。
eLearningの場合はインターネット環境で講習のほとんどの部分を終えることが可能です、詳しくはお問い合わせください。

実技に関して

エンリッチド・エア・ダイバー・スペシャルティ・コース自分で使用するシリンダーの酸素濃度を測定しダイブコンピューターをセッティングする方法を学びます。
最大水深等の確認ができるようになりエンリッチドエアを活用する方法を学びます。
ダイビングはオプションとなっております、実際の潜水も承ります。


「ナイトロックス」と「エンリッチド・エア」

 ダイビングの世界では、「ナイトロックス」という言葉と「エンリッチド・エア」という言葉が混在して使われています。「果たしてどっちの言葉が正しいんだろう?」と考えたりしますが、この二つは、示している物が多少異なっているだけで、どちらが正しいということではありません。
 ナイトロックスという言葉は、「窒素と酸素の混合気体」を指すもので、窒素と酸素の英語「Nitrogen」と「Oxygen」を組み合わせた造語です。 ですから、広い意味でのナイトロックスは、混合比に関係なく窒素と酸素の混合気体全てを指します。
 通常の大気は、おおよそ酸素21%、窒素78%、その他のガス1%で構成されています。 レクリエーションダイビングで使用するナイトロックスは、酸素濃度が21%を超え、40%以内のものを使用します。 一方、テクニカルダイビングでは、大深度での酸素中毒を防ぐため、酸素濃度が21%未満のナイトロックスガスも使用します。
どちらも「ナイトロックス」ですが、レクリエーションダイビングで使用する空気より酸素濃度の高いナイトロックスを、「エンリッチド・エア・ナイトロックス(EANx)」と呼んで、大気より酸素濃度の低いナイトロックスと区別しています。

もっと知りたいエンリッチド・エア PADI

エンリッチド・エアの安全性

 エンリッチド・エアの安全性は古くから検討されてきました。多くの研究データから、安全に潜るための具体的な深度や潜水時間が明確にされており、決められたルールを守ればレクリエーショナルダイバーも安全に使用することができます。
  多くの皆さんが気にされるのは、「高濃度酸素を吸って活性酸素が増えても害はないのか?」ということだと思います。 それに対する回答として、活性酸素に着目した安全性評価試験をひとつ紹介しておきましょう。この研究は、PADIダイバーにも協力してもらい、伊豆の海で行なったフィールド実験です。
 酸素には善玉酸素と悪玉酸素があります。善玉酸素は人が生きていくために不可欠な酸素で、体のあらゆる組織で消費され、二酸化炭素として体外に排出されます。一方、悪玉酸素は活性酸素といわれ、細胞を傷つける性質があり、がんや生活習慣病を始めとして、ダイビングでは酸素中毒の原因として知られています。この活性酸素について、ダイバーに酸素濃度の違ったガスを使用してもらい、ダイビング前・後で血中レベルを測定しました。
 結果は、通常の空気タンクを使ったダイビングでは、水中で心拍数の低かったダイバーは活性酸素が減少し、心拍数の高かったダイバーでは増加していました。運動量が多いダイバーや緊張するダイバーに活性酸素が増加する傾向があるのです。一方、エンリッチド・エアを吸ったダイバーでは、水中で激しい運動をしなくても上昇する傾向がありました。ただ、これらの値は個人レベルでは高くなりましたが、一般的な健常者の基準値を上回るものではありませんでした。上昇した程度は、陸上で少し激しいジョギングをした後の値に相当し、翌日、測定すると元のレベルに戻っていました。
 この結果が意味することは、エンリッチド・エアを使うと、活性酸素は上がるものの体に悪影響を及ぼすほどではないこと、上昇したレベルはジョギングをした時と同じ程度であり安全であるということです。このような実験が多方面から行なわれ、エンリッチド・エアの安全性が確立されました。
*活性酸素は悪玉扱いされがちですが、病原菌を殺す役割もあるため、実際には善玉同様、ある程度体の中にはなくてはならない酸素です。呼吸で取り入れた酸素の2~5%は活性酸素になるため、酸素濃度の高いエアを吸うと活性酸素は増加する傾向があります。

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