今夏ダイバーになったあなたへ。なぜインストラクターは「早く潜りに行こう」と言うのか?
2025/08/08
ダイビング講習が終わってCカードを手にした瞬間、あなたはもう立派なダイバーです。
でも、インストラクターに「できればすぐまた潜りに来てね!」と何度も言われませんでしたか?
それにはちゃんとした理由があります。
今回は、インストラクターが早期のダイビングをすすめる理由を解説します。
■ スキルは「覚えたて」が一番不安定
Cカード講習ではたくさんのスキルを習いましたよね。
・マスククリア
・中性浮力
・緊急時の手順
どれもその場ではできても、時間が経つと不安になってしまうことがあります。
✅ 人は「学んだだけでは定着せず、繰り返すことで体が覚える」のです。
■ 科学的にも実証されている「早期復習の重要性」
心理学や脳科学では、学んだ直後に繰り返すことで記憶が深く定着することが知られています。
これはダイビングスキルのような身体的なスキルにも当てはまります。
学習直後に復習 → 成功体験として体に刻まれる
間を空けすぎる → 忘れるだけでなく「自信もなくなる」
■ 忘却曲線とは?
記憶の研究で有名なエビングハウス(ドイツの心理学者)は、「人は学んだことをすぐ忘れてしまう」とグラフで示しました、これが忘却曲線です、興味のある方はググってみてください。
(Memory: A Contribution to Experimental Psychology, 1913)
ダイビングでも、講習後にまったく潜らなければ数日~数週間でスキルを忘れてしまいます。
✅ 対策:講習後なるべく早いうちに復習ダイブを行うことしかない。
■ 潜るほど「楽になる」不思議なスポーツ
最初は緊張したダイビングも、数本こなすと驚くほど楽になります。
不安がなくなるだけでなく、楽しむ余裕が生まれるんです。
🌊「できるようになる」→「楽しくなる」→「もっと潜りたくなる」
この好循環を早めに作ることが、インストラクターの願いです。
でも上達するとエア消費量も伸びて、深くいけるようになります、気が付いたらダイブコンピューターの表示がいつもと違う!!こんな状態にならないため呼吸ガスの管理、ダイブコンピューターの表示理解操作方法
■ ブランクがあくとどうなる?
- 浮力の感覚が思い出せない
- 器材セッティングが不安
- エントリーで戸惑う
- なんだか不安になる
こうなる前に、「今のうちにもう1本ダイビングしておく」のが何よりの予防策です。
■ 忘れても大丈夫!?「再トレーニング」が効くタイミングとは?
実は、スキルを一度忘れてしまっても、早期に再練習すればすぐに思い出せることもわかっています。
ただし、時間が空きすぎると「やり方すら思い出せない」状態になってしまうことも…。
✅ 半年以上ブランクが空く前に練習しておくのがおすすめ
■ インストラクターからのメッセージ
講習を終えてCカードを取得したあなたは、もう「ダイバー」です。
でも本当のスタートはここから。
科学的な根拠が示すように、今こそがスキルを定着させる一番のチャンス、それを逃さずに、あなた自身のダイビング人生をもっと自由に、もっと楽しく広げてほしいと私たちは願っています。
私たちインストラクターが「また潜りにおいで」と声をかけるのは、皆さんの頑張りが“無駄にならないように”という想いからです。
あなたが水中で笑ってくれたこと、緊張しながらも最後までやり切ったこと、一緒に潜ったインストラクターは、全部覚えています。
だから、Cカードを錆びつかせてしまう前に、もう一度海へ戻ってきてください。
そして、「ああ、ダイビングってこんなに楽しかったんだ」って、もう一度感じてほしい!!













