ダイブマスターなのにeRDPが使えない?インストラクターが育てる「本当に頼れるプロダイバー」
2025/06/20
ダイブマスター講習を担当されているインストラクターの皆さんへ。
日々、候補生たちと真剣に向き合い、次世代のプロフェッショナルを育ててくださっていることに、心から敬意を表します。
その中で、こんな経験はありませんか?
「eRDPの使い方をなんとなく誤魔化している」
「筆記試験は通ったけど、実際のプランニングになると戸惑っている」
── そう、eRDPが“できないまま”ダイブマスター認定を受けてしまう候補生は、決して少なくないのです。
私たちが育てているのは「肩書きとしてのダイブマスター」ではなく、「現場で信頼され、安全を導けるダイブマスター」です。
この記事では、なぜこのような状況が起きてしまうのか、そしてインストラクターとしてどう支援できるのかを、一緒に考えていきたいと思います。
ダイブマスター=eRDPが使える? いいえ、必ずしもそうではありません。
多くのインストラクターが直面する課題の一つに、「ダイブマスターなのにeRDP(エレクトロニック・レクリエーショナル・ダイブ・プランナー)が使えない候補生がいる」という現実があります。
「どうしてそんなことに?」と驚かれるかもしれませんが、その理由の一つに最終筆記試験の合格基準があります。
PADIダイブマスターの筆記試験は、全体で75%以上の得点が求められる構成となっており、eRDP関連の設問が不得意でも、他の分野で点数を取れば合格できる仕組みです。そのため、eRDPの活用があいまいなまま認定されてしまうケースも少なくないのです。
eRDPが苦手だと、何が問題?
ダイブマスターは、ガイドやプロフェッショナルとして、安全なダイビング計画を立てられる存在であるべきです。
eRDPを使いこなせないということは、講習のアシスタントとして活動する際に不信感を持たれ気まずい雰囲気になってしまう場合や、ダイブマスター以降のステップアップをする際に戸惑うことが多いです。
筆記試験合格だけでは足りない——本当の理解を育てるには
インストラクターの皆さんにお願いしたいのは、筆記試験の得点ではなく「実際にできること」に目を向けてあげることです。
たとえば:
- ナレッジレビューでeRDPのセクションを重点的にチェックしてもらうオープンウォーターダイバーコースのeLearning、クイズやエグザムを活用するのもありです。
- 実際のダイビング計画をeRDPで候補生自身に立てさせる
- ワークショップや実践評価を通じてeRDPのプレゼンをさせてみる
など、“使えるようになる”経験の場を設けてあげることが重要です。
「できるダイブマスター」を育てるために
PADIの理念は「知識・スキル・態度のバランスがとれたダイバーを育てること」。
eRDPはただの試験範囲ではなく、「プロとしての責任を果たすための道具」です。
インストラクターの一声とひと工夫で、候補生の未来が変わります。
資格だけで終わらない、「頼られるダイブマスター」を一緒に育てていきましょう!














