スノーケル事故を防ぐために大切なこと
2025/07/05
夏の海を気軽に楽しめるアクティビティ「スノーケリング」。しかし、近年このスノーケリング中の事故が日本全国で増加傾向にあることをご存じでしょうか?
とくに観光地・沖縄では、2024年だけで28件の観光客によるスノーケル事故が発生しています。その多くは、ライフジャケットを着けていなかったことが原因とされており、中には命を落とすケースもあります。
📊 日本国内のスノーケリング事故の実態
海上保安庁によると、2013〜2022年の10年間でシュノーケリング事故者574人、うち死者・行方不明者は300人。令和4年だけでも19人が事故に遭い、9人が命を落としました。沖縄県では2024年だけで観光客によるシュノーケリング事故が28件、過去最多を記録。
こうした数字からも、スノーケリングは決して「安全な遊び」とは言い切れない現実が見えてきます。
安全に配慮したショップ選びが非常に重要です。
⚠️ スノーケルに“免許”や“許認可制度”はありません
沖縄県では海域レジャー事業届出制度というものがあり、スノーケリング業を行うには、沖縄県警察への届出が義務付けられています、最低限届出業者を選択することが重要かと思います。
一方他都道府県では、スノーケリングに関しては法的な許認可制度が存在せず、誰でも海に入って自由に遊べるのが現状です。
これは一見「自由でよい」ように思えますが、何の知識もない人が、ライフジャケットなしで海に入ってしまうことを意味します。しかも、多くの場合は監視員もいません。
このような無防備な状況で、急な体調不良、潮流、溺水などが起きると、自力での対処はほぼ不可能です。
✅ 命を守る3つのポイント
① 必ずライフジャケットを着用する
どんなに泳ぎが得意な人でも、海では何があるかわかりません。浮力を確保できる装備が命を守ります。
② 信頼できるガイド付きのツアーを選ぶ
「PADIスノーケルガイド」などの資格を持つショップは、適切な知識と救助体制を備えています。スノーケリングツアーは、有資格者がいるショップで参加しましょう。
③ 海況や体調を無視しない
潮の流れや波、疲れ・脱水・体調不良など、少しでも不安があるときは海に入らない決断を。
🌊 安心して楽しむために
自由に楽しめるはずの海だからこそ、安全対策は自分で選ぶ必要があります。「ライフジャケットの着用」「信頼できるショップ選び」この2つが、あなたの命を守ります。
スノーケリングは、きちんとした知識と準備があればとても楽しい体験です。
ぜひ、安全で楽しい海の思い出をつくりましょう!
🌊 参考データのご紹介(自社調べ)
ハワイ州
スノーケル中に発症する「急性肺水腫」(ROPE/SIROPE)による死亡が注目されており、過去約9~10年間で 206件の死者 が報告されている(平均すると年に20件超)。ハワイでは年間数十件、特に観光客の死亡が多いとされています 。
オーストラリア
2000年から2021年の22年間に 317件のスノーケリングとフリーダイビングによる死亡事故 が発生し、年間平均では約14件 。
※リスク抑制のためには、高齢者や心血管系の疾患を持つ人は特に注意が必要で、心臓トラブルが多く影響しています 。
🐚 日本の統計データ
◆全国レベル(海の事故全体におけるシュノーケリング)
2013〜2022年の10年間で、海難事故者は全国で8,329人。うちシュノーケリング事故による死亡・行方不明者は300人(事故者574人中)で、割合は約52%と最も高い水準でした。
◆海上保安庁報告:令和4年度、シュノーケリング中の事故者は 19人、うち死者は 9人
📍 地域別の事故傾向(特に沖縄)
沖縄県(第11管区)
2023年は海難事故者数172人(前年比+14)、死者・行方不明者66人(+8)で、そのうちマリンレジャー中は93人で増加傾向。事故者のうちスノーケル・ダイビングが約60%を占めています。
2024年の事故件数は128件で過去最多。観光客による事故は73件、そのうちシュノーケリングは最多の28件で、県民では7件でした 。
✅ 言えること
全国レベルでの統計では年間10~20件の事故。内、死者や行方不明が半数近く。
沖縄に限ると、観光客による事故が顕著。2024年は観光客によるシュノーケリング事故だけで28件記録されています。傾向として、ライフジャケット未着用、単独行動、知識不足が主因とされており、死亡率も高い点に注意が必要です 。













