これからインストラクターを目指す方
IDCスタッフインストラクターはIDCに携われることができるCカードです。
PADI IDCはコースディレクターが開催するものと思っていませんか?実はIDCはコースディレクターがオリエンテーションを実施した後のサポートはほとんどIDCスタッフインストラクターで完結できるのです。
もちろんコースディレクターは世界中から集ったPADIマスターインストラクターが一同に会したCDTC(コースディレクタートレーニングコース)を修了している最高ランク認定ですのでIDCのフォローは必要ですし、稲取マリンスポーツセンターのIDCではコースディレクターがメインとなりIDCは進行します。
インストラクター開発に携わることで、大きな責任を負いながら自身のインストラクターとしての経験やノウハウを拡げることができるIDCスタッフ・インストラクターにぜひトライしてみてください。
自分が携わった候補生がPADI インストラクター最終試験(IE)に合格した時の喜びは、一味違ったものになることでしょう。
目次
IDCスタッフ・インストラクター が取り組めること
•PADI 5 スター・ダイブセンター/リゾート以上のダイブセンターまたはリゾートで、PADI アシスタント インストラクターを単独で教え、認定する。
• PADI コースディレクターがが現場にいてコントロールし、いつでもアドバイスできる状態で、特定の IDC トレーニング・セグメントを実施する。
• インストラクター候補生の知識開発、限定水域、およびオープンウォーター講習プレゼンテーションを評価して講評する。
• インストラクター候補生とIDC Staff Instructor 候補生にカウンセリングと補習トレーニングを行なう。
• PADIスペシャルティトレーニング・コースなど、インストラクター・ レベルの継続教育プログラムでアシストする。
• PADI インストラクター・エグザミネーション(IE)のオリエンテーションとクロージングのセッションを見学する。
• PADI マスターインストラクターへのステップアップ認定が整えられます。
IDCスタッフ・インストラクター 開催場所
IDCスタッフ・インストラクター コースは、PADI 5 スターセンター、およびリゾート以上のランクの店舗で実施することができる。
開催店舗が限定されている理由はPADI インストラクターであればご理解いただけるかと思います。
IDCスタッフ・インストラクター 参加前条件
1. ティーチング・ステータスの PADI インストラクターであること。
2. PADI マスタースクーバダイバートレーナーであること。
3. エマジェンシーファーストレスポンス インストラクターであること。
4. すべてのレベルのダイバー・トレーニングを、PADI インストラクターマニュアル、PADI'sガイドトゥテォーチング および PADIコースディレクターマニュアルに記載されている規準と理念に従って実施することに同意する。
5. PADI システムとその構成要素を、そのまますべて使用することに同意する。
IDCスタッフ・インストラクター 必要教材
- IDC 候補用の全必須教材
- IDCスタッフインストラクタークルーパック(eLearningのみ)
- 知識開発評価表
- オープンウォーター/限定水域プレゼンテーション評価スレート
※インストラクター候補生のアドバイザーになるため教材は最新版を用意してください。
※IDC参加でなくプレゼンテーションでコースを終える場合はIDCレッスンガイド デジタル版が別途必要です。
IDCスタッフ・インストラクター 前評価
IDCスタッフ・インストラクターコース前に以下の評価を終える必要があります。
・ダイブセオリー・エグザムを実施、 合格点は各セクションで 80%以上となります。
・PADI システム、規準、手続きエグザムを実施、合格点は 80%以上が必要です。
・スキル評価スレートにリストされている 24 種類のダイブスキルをデモンストレーションし、 合計 96 点を得点する。
・知識開発プレゼンテーション実施、 合格点は 4.0 以上となります。
・限定水域プレゼンテーションを実施、合格点は 4.0 以上です。
この前評価に合格することでIDCスタッフ・インストラクターコースをスタートすることができます。
所要日数は最短1日となります。
コース受講を希望されるインストラクターの方にはプレゼンテーション課題を事前にお知らせしますのでコース開催時までに準備をお願いいたします。
IDCスタッフ・インストラクター 達成条件
達成条件
1. ダイビング理論エグザムの各セクションで80%以上を得点すること、過去 12 か月以内に Dive Theory eLearningを修了した候補生は、それを証明する eRecord により、エグザムのクレジットを受けることができます。
※当ダイビングスクールではダイブセオリーeLearningと実際のエグザム両方を終えていただくことが必要です。
2. PADI システム・規準・手続きエグザムで 80% 以上を得点すること。(前評価で実施)
3. スキル評価で24 のすべてのダイブスキルを実行し、96 点以上の合計ポイントを獲得すること(前評価で実施)。
4. 知識開発講習プレゼンテーションで 4.0 以上を得点する(前評価で実施)。
5. 限定水域講習プレゼンテーションで 4.0 以上を得点する(前評価で実施)。
6. 4 回のIDCスタッフ・インストラクターコース知識開発セッションに出席すること。
7. 以下の評価得点規準を満たす:
a. 3 回の知識開発講習プレゼンテーションのうち 2 回で、5 箇所の評価セクションのうちの 3 箇所以上でコントロールスコアと同じ得点を得る。
b. 3 回の限定水域講習プレゼンテーションのうち 2 回で、 5 箇所の評価セクションのうちの3 箇所以上でコントロールスコアと同じ得点を得る。
c. 3 回のオープンウォーター講習プレゼンテーションのうち 2 回で、 4 箇所(デモンストレーションなし)の評価セクションのうちの 3 箇所以上、または 5
箇所(デモンストレーションあり)のうちの 3 箇所以上でコントロールスコアと同じ得点を得る。
8. IDC の全必修カリキュラム・セクションを見学することにより、 IDC 全課程を聴講する。または、アシスタントインストラクターコースの全コンポーネントをプレゼンテーションし、各プレゼンテーションで 3.4 以上を得点すること※。
※IDCレッスンガイドが別途必要となります
IDCスタッフ・インストラクター 必要日数
最低日数は2日間となっています、達成ベースですので最短日数で終えられない場合は追加補講が必要になります。
コースディレクターよりメッセージ
IDCスタッフ・インストラクターはIDCに携わります、インストラクター候補生の人生を左右するコースといえますので責任は重いといえます。様々な思いを抱いてIDCに参加されるインストラクター候補生に対して、しっかりとしたサポートができるように真摯に向き合えることが非常に重要です。
私たちコースディレクターと良いチームを築けるよう、ディスカッションを重ね、よりよいIDC開催の一助になっていただけることを期待しています。
開催はリクエストに応じて対応いたします、ご不明な点は何なりとお気軽にお問い合わせください。