ロクハン
2022/09/02
ロクハン、ダイバーの方であればこの言葉を耳にされたことがあるかもしれません。
これはウェットスーツのことです、ロクハンについて一般的な解釈?と個人的見解を紹介します。
ロクハン
文字通りといえばそれまでですが、厚さ6.5mmのスーツのことを指します。
今では様々な生地で作成されていますが、スタンダードなロクハンはウェットスーツのゴム素材に生地を貼り付けない両面ツルツルのスキン素材であることが多いです。
またスーツのスタイルもカブリと呼ばれるスタイルが一般的ですね。
ロクハンのメリット(1)
個人的見解で言うと「運動性能が高い」ことがあげられます。
発砲ゴムをそのままスーツに仕立てていますので、生地を貼り付けることによる柔軟性の損失がありません。
もちろん最近では素材の開発が進化し、貼り付ける生地の柔軟性が向上しているので運動性能の保たれたスーツも販売されています。
ロクハンのメリット(2)
「乾きが早い」ことがもう一つの利点です。
スーツ表面がスキン地ですので水切れがいいです、ですのでボート上で風を受ける場合に体温損失を防ぐことができるメリットがありますし、ダイビング後の器材を乾かして持ち帰りたい方にはよいといえます。
ロクハンのメリット(3)
「生地の厚さ」が6.5mmあるということはツーピースの場合上半身のボディ部分は13mmの厚さになります、当然保温力が高いです。
またかぶり型の場合、水の浸入も少なく、保温性が高いことがメリットといえます、ドライスーツではなくロクハンで1年間ダイビングを楽しまれる方もいらっしゃるほどです、後述しますが深度が増せばこのメリットはなくなります。寒さの感じ方は個人差があるので冬はやっぱりドライスーツをお勧めしますが、ウェットでダイビングを楽しまれたい方には選択肢の一つといえるかもしれません。
ロクハンのデメリット(1)
一番は「破れやすい」ことではないでしょうか。
生地を貼り付けていないため、爪を立ててしまったり、鋭利なもので切れてしまうと少し切れただけで大きく破けることがあります。
発砲ゴムだけで作られているロクハンは縫うことができません、専用の接着剤で貼り付けてスーツを作っているので生地を貼り、糸を使って縫う一般的なスーツより耐久性に劣ります。
ロクハンのデメリット(2)
「脱ぎ着がしにくい」点もデメリットといえるかもしれません。
慣れている方であれば、さっと脱ぎ着できますが、特に着用時に水やパウダーがないと着ることはできません、実はロクハン初心者の頃、おろしたてのスーツを初回利用で破ったこともあります。
シャワー施設のあるダイブサイトを選びやパウダー等を準備しておきましょう。
初めは経験者にアドバイスを受けることをお勧めします。
ロクハンのデメリット(3)
厚さゆえに「浮力が増す」ことがあげられます、まぁドライスーツでもウェイトは増えるので保温性を考えればあきらめるしかないかもです。
ただ、ディープダイビングなどの場合は当然圧力でスーツは薄くなります、もうお分かりかもしれませんが深場で保温力が低下することは否定できません、その分BCDへの給気も増えることになります。
ダイビングを楽しむためにスーツはとっても大切なアイテムです、直接肌に触れるものですし、ウェットスーツはその性質上、身体にフィットしていないと機能しません。
ロクハンモニター募集しています
稲取マリンスポーツセンターでは9月20日まで限定でロクハンのモニター販売を実施しています、通常価格よりお時にご購入いただき、モニターアンケートにお答えいただくことが必要です。
是非スタッフにお声がけください。
キャンペーン予告
ウェットスーツのことを書いてきましたが、ドライスーツのキャンペーンもそろそろ始まります!!
乞うご期待!!