こちらでは、ダイビングライセンス(Cカード)の取得する方法を紹介いたします。
陸上で生活する我々にとって海の世界は未知の世界、多くの感動が水中世界で待っているはずです、そんな水中世界へのパスポートであるダイビングライセンス、Cカードを手に入れましょう。
目次
水中世界の楽しみ方、ダイバーの3種類
気軽なものからしっかり装備まで
スクーバ(スキューバ)ダイビングを楽しもうと考えた場合は体験ダイビングに参加するか、認定ダイバーになる方法の2パターンです。
正式なプログラムとして開催される体験ダイビングはレクチャーを受けて、ダイビングプールやプールのような海域で最低限必要な練習を行ったあとにインストラクターがつきっきりで海を案内してくれるプログラムです。
気軽に参加することはできる反面、活動範囲、時間や水深がかなり制限されます。
認定ダイバーは、ダイビングを自分の経験とCカードランクに応じた範囲で自由にダイビングを楽しむことができます。
憧れの南の島を満喫したい、カラフルな魚たちを長く眺めたい、ウミガメと泳いでみたい、宇宙空間を漂うような無重力体験、サンゴ礁をみてみたい、流氷の下を探検したい、伊豆の海中四季を感じてみたい、水中遺跡を探検したい等々の夢を実現することができます。
体験ダイビングに繰り返し参加される方もいますが、ダイビングのすばらしさを知るダイバーからは、せっかくの海なのに体験ダイビングだけではもったいない、そんなコメントが多く聞かれます。
スクーバダイビングを楽しむには体験ダイビングと認定ダイバーになる、2つの方法があります。
ダイビングライセンスコースについて
ライセンスコースの中身を紹介します
2種類のダイビングライセンス
PADIスクーバダイバーとオープンウォーターダイバー
Cカード(ダイビングライセンス)というとオープンウォーターダイバーのことを指すのが一般的ですが、PADIにはもう一つのCカード取得コースが用意されています。
PADIスクーバダイバーとPADIオープンウォーターダイバーです。
PADIスクーバダイバーはオープンウォーターダイバーのサブセットコースといえます。11歳までのお子様や慎重にダイビングを始めていきたい方に受講していただいています。
スクーバダイバーはPADIのダイブマスター以上のプロフェッショナルと一緒にダイビングをすることと、最大水深12mまでという制限があります。
オープンウォーターダイバーは経験の範囲内で最大水深18mまでのダイビングをバディと一緒に、プロフェッショナルなしで楽しめるというCカードです。
年齢制限に関して
ライセンスコースは10歳以上、未成年の方は別途書類が必要になります。
ライセンスを取得できるのは10歳以上となっています、教材などもすべて成人と同じものを使用しますので自宅学習の際には成人の方のサポートは不可欠といえます。
★10歳と11歳のダイバーに関する規定
・海洋実習は最大4名まで。
・ダイバー認定後の最大深度は12m、親/保護者またはPADI Professionalと一緒でなくてはいけません。
・参加時に追加で署名書類が必要になります。
★12歳と14歳のダイバーに関する規定
・必ず成人のダイバーと一緒にダイビングを行うこと。
・最大深度はアドバンス認定があっても21mとなります。
★ 18歳未満のダイバーに関する規定
・各書類に親権者の方の同意と署名が必要になります。
※10歳未満の方にはプールでのスクーバ体験プログラムも開催しています
知識を身につける方法
eLearningと教科書
サッカーであればボールを手渡されて、さぁ蹴ってごらんとか、まず経験してしまおうということができます。
スクーバダイビングがほかのレジャーと大きく違う点が、最低限の知識を身につけておかないと参加ができない、この点です。
陸上と全く異なる水中世界で活動するためには知識は不可欠で、とりあえず潜ってみてごらん、はリスクを伴うからです。
体験ダイビングでも簡易的なマニュアルを使用し最低限のレクチャーとクイズを行い、ダイビングライセンス取得コースではしっかりとダイビングにとって必要な知識を身につけることが必要です。
ライセンス取得コースはeLearningでお好きな時に自宅で学ぶことができます、紙版のマニュアルとビデオでも自宅学習を終えることは可能です。
泳力チェックについて
最低限の泳力チェック
ダイバーとして最低限の泳力の確認も実施いたします。実施する内容は、10分間水着で足のつかない水面で浮いていられること、300mのスノーケリングです※。
これはダイビングのCカードを取得する際に世界各国の規準で定められている泳力チェックです、リラックスしてトライしてください。
※PADIスクーバダイバーコースは10分間のフロートだけを実施します。
講習の期間とスケジュールについて
取得するCカード(ダイビングライセンス)で講習期間は異なります。
自宅学習について
オープンウォーターダイバーコースではeLearningと紙版マニュアルが5セクションに分けられ、ダイビングに必要な知識、環境や器材のことを学んでいきます。自宅学習の内容に基づいたクイズ問題とファイナルエグザム(最終試験)があり、ファイナルエグザムでは75%正答率を得ることと間違えた問題に関してはインストラクターからの解説を受けて終えることができます。
紙版のマニュアルを使用した場合はクイズ40問、ファイナルエグザム50問、マニュアルの答え合わせをご来店いただいた際に実施していただきます、eLearningではファイナルエグザムまで終了できるので、ご来店後は簡単なクイズをおこなっていただくこと終えることができます、ご来店いただいた後のプールや海洋でお実技講習のことを考えるとeLearningが断然有利です。
マニュアル、eLearningを終えるために必要な時間ですが目安として両方とも10時間程度かと思います。
講習に必要な日数
実はダイビングライセンス取得に関して時間制限はありません、必要なスキル、知識を身につければよいのです。
ですがオープンウォーターダイバーコースは実技日程3日間、スクーバダイバーコースは2日間というのが一般的です、どちらのコースも知識開発をeLearningで終え、体験ダイビングの経験があるなど体力的に問題がなければ1日短縮数することは可能です。
スケジュールに関して
ダイビングショップによってはCカードを取得コースのスケジュールが決まっていることもあります、そのスケジュールに受講生が合わせて受講日程を調整します。
稲取マリンスポーツセンターのダイビングスクールはフリープランです、お一人様でもご希望の日程で開催しています。インストラクターの人数は限られていますのでご希望の日程があればお早めにご相談ください。
講習の料金について
価格を把握している日用品に関しては高い、安いの判断をしやすいのですが、1度しか受講しないダイビングスクールの料金の費用感を把握するのは難しいかもしれません。ダイビングスクールの料金は店舗によって様々です、弊社が調べた伊豆半島25店舗のダイビングスクールの価格平均は60,888円でした。
ダイビングスクールは3日間、ダイビングインストラクターがほとんどつきっきりで担当します、諸経費を考えるとこの平均金額でもお得な感じはするのですが、受講される皆さんが判断されるべきことです、しかしながらこの平均金額を知っておけば、数多くあるCカードを取得するスクールを見分ける判断材料にはなると思います。この平均価格より極端に安い金額を提示されている場合は、なにかある、と考えてもよいですね。
例えば、平均金額の半額以下、3万円でCカード取得ができると販売されているとします、インストラクターと一人の講習生しかいないマンツーマンであれば人件費も出ない金額ですので、販売する側としては赤字でスクールを行わけにはいかないので、インストラクター一人で担当する講習生の人数を増やすとか、他の収益源を得るということが必要になります、参考までに教材の価格だけでもPADIeLearning教材の定価販売価格212ドル(2022年6月現在)、PADIが推奨している教材セットが約17,800円~となっています、PADI教材価格はこちらから。
価格のハードルを下げてスクールを宣伝している場合は、すこし冷静に検討することをお勧めします。
ダイビングショップについて
ダイビングスクールには稲取マリンスポーツセンター、私たちのような海のそばで事業展開する「リゾート型ダイビングスクール」と海から離れている都市部で展開する「都市型ダイビングスクール」に大別されます、普段は別の職業をしているけど週末だけダイビングスクールを開催するフリーのインストラクターもいますが、ダイビングショップとしてはこの2つに分けてよいかと思います。
どちらがいいの?
当ダイビングスクールのスタッフに聞かれたら、私たち稲取マリンスポーツセンターはリゾート型なのでリゾート型がいいと声を大にしちゃいます(笑)、結論から言うと自分に合えばどちらでもいいと思います、もちろんどちらのダイビングスクールでCカードを取得されたとしても、ちょっと違うな、とか合わないな、と感じたらお店を変えればいいだけです。
都市型ダイビングスクールであれば一度来店してフィーリングを感じることができるのですが、ダイビングスクール選びだけの為に伊豆まで行くのはしり込みされることが多いと思います、集客というビジネス部分ではリゾート型はハンデがあるといえるかもしれません、頑張りたいと思います。
私たちの前身も東京都のダイビングスクールでした、現在リゾート型に転向したのは、自分達の海を多くのダイバーに知っていただきたい、よく知っているフィールドで世界中の海でダイビングを楽しめるダイバー育成を続けていきたい、そんな気持ちからです。
その為に2004年に稲取の海をオープンして以来、この地で5,700枚以上のCカードを発行してきました、そんな気持ちが皆さんに認められているのかと感じています、これまでにご利用いただいたダイバーの皆さんには感謝しかありません。
ダイビングスクールのランクについて
世界最大のダイビング教育機関PADIではダイビングスクールのランクが存在しています、ぶっちゃけると、ランクが高いから自分に合うインストラクターがいるという保証はないのですが、店舗としての信頼度を図る目安にはなるかと思います。
ここではそのランクについて簡単に紹介します。
◆ダイブセンター:PADIの一定の基準を満たしたダイビングスクールです、一定の基準というのはダイビングスクールを運営するのに最低限の基準をクリアしたスクールであると認められたということになります。
◆5スターダイブセンター:ダイブセンターが継続してダイビング事業を行い、一定のダイバー教育の成果をあげることでランクアップが可能です、このランクのダイブセンターはダイブマスターのワンランク上、アシスタントインストラクターコースを開催することが可能です。
◆5スターインストラクターディベロップメントセンター:5スターダイブセンターとして事業を継続し、教育の成果を上げることなどでランクアップが可能です、一番の特徴はインストラクター開発が可能となる点です、コースディレクターが在籍しダイビングスクールの頂点ともいえるコースを開催できるスクールといえます。
稲取マリンスポーツセンターは5スターインストラクターディベロップセンターですが、先に述べたようにスクールのランクは選択の絶対要素ではありませんがダイビング業界内で一定の信頼を続けてきた選択の一要素にはなると思います。
ダイビングスクールの受講にあたって
水中という本来人間が存在し得ない環境での活動を行うスクーバダイビングですから楽しみなこと以外に不安なことも多くあると思います、ここからはそんな不安について解決の一助となれるように説明できればと思います。
Cカードを取得してからの変化
ダイバーになると多くの方が自分のポジティブな変化を感じています。
休日の楽しみが増える、スクールを終えて活動的になる、交友関係を拡げることができた、旅行の目的が増えた、環境保護意識が芽生えた、水中生物観察が楽しくてしょうがない、水中写真にのめりこむ等々、多くのダイバーが海を通じた恩恵を感じて、新たな人生の1ページを始められるようです。
ダイビングをはじめよう
海が活動場所なので夏のアクティビティととらえられることが多いスクーバダイビングですが、伊豆の海は冬が一番面白いといわれますし、海中で四季を感じられる世界でも珍しい海です。
ダイバーを始めてみたい、Cカードとってみようかな、そんな気持ちが生まれたらまず始めてみませんか?
その時は是非、私たち稲取マリンスポーツセンターにお声がけください。