伊豆ダイビングカレッジ株式会社

レギュレーターリカバリー | 初心者の方にも読んで欲しいダイビングスキル

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レギュレーターリカバリー

レギュレーターリカバリー

2023/03/23

2022年3月にアップした記事に動画追加

タマゴが先かニワトリが先か

スクーバダイビングでレギュレータークリアと水中で呼吸をすること、どちらを先に練習すればいいのか、呼吸をするためにクリアが必要なのか呼吸ができるようになってクリアが必要になるのか、インストラクター開発コース候補生は頭を悩ませます、悩む、考えることはIDCでとても大切です。
正解はインストラクターによってさまざま、答えはなくてもいいかと思っています、ダイビングライセンスを取得される方を前にして選択できればいいのかと思います。

レギュレーターリカバリーは2種類

アーム・スイープ

最も目にするレギュレーターリカバリー

リーチ

少しコツがいるけど確実

 レギュレーターリカバリーには2種類があります、アーム・スイープ法とリーチ法と呼ばれます。
PADIオープンウォーターダイバーコースを受講されダイビングライセンスを取得されたダイバーの方はリーチ法だけは教わっているかと思います、アーム・スイープ法を教わっていないというダイバーの方はいるかもしれませんが、リーチ法を教わっていないダイバーの方がいたとしたら少しだけ残念です。
インストラクターにスキルの選択肢がある場合は、リスク度合いが大きいか、対応範囲が広いか、などという観点から指導するスキルをインストラクターは選択できます、身体的な問題がある場合はこの限りではありません。
 当ダイビングスクールにおいてはレギュレーターリカバリーというスキルだけを考えるのであれば、どのような状況においてもレギュレーターをリカバリーできるのはリーチ法といえると考えます、ですからリーチ法を教わっていないことを残念と表現しました。

もしダイバーである皆さんがリーチ法を教わることなくダイビングライセンスを取得されていた場合、教わっているダイバーよりもトラブルへの対応範囲が狭いといえます、ダイビングスクールを担当したインストラクターはに尋ねるといいと思います。ひょっとすると伝えられなかったダイバー特有の理由があったかもしれませんから(オープンウォーターダイバーコースのスキルはこちら)。
 アーム・スイープ法でのレギュレーターリカバリーはインストラクションする側もされる側も比較的容易なスキルであると思います、ダイバーである皆さんがスクールを担当したインストラクターの単に簡単で教えるのが楽だから、という理由でリーチ法を教わっていない、またはインストラクターになっているもののリーチ法を知らなかった、等とするとインストラクター開発を担当するIDCスタッフ以上のダイビングインストラクターとダイビング教育機関PADIは開発コース自体を見つめ直す必要があるかもしれません。
 PADIのYOUTUBEチャンネルでもレギュレーターリカバリーを紹介しています、アーム・スイープ法だけで動画が終わっているのは少し残念な気がします。

 YOUTUBEでは1種類だけの紹介ですが、オープンウォーターダイバーコースのeLearningのビデオではきちんと2種類のレギュレーターリカバリーが紹介されています、Youtubeで比較的簡単なアーム・スイープ法だけを紹介しているのはイージーなイメージなのでよいとおもいます、でも中にはリスクを隠しているという方もいるので万人に理解されるというのはなかなか難しいものですね。

ダイビングスキルには「ワケ」がある

 全てのダイビングスキルには身につけるべき理由があります、多くの場合が自分の身を守る、バディの安全をサポートするという理由ですが各ダイビングスキルごとの「ワケ」をインストラクターは当然知っておくべきですしダイビングライセンス取得を目指している方も知っておくことでモチベーションが上がります、インストラクター開発においては「価値」という理解でよいでしょう。

 本来ダイビングスクールにおいてインストラクターはダイバー候補生に各スキルの身につける「ワケ」を伝えるべきなのですが、限られた時間でのライセンス取得を目指す方が多いため、ダイバー候補生の皆さんもeLearningや事前の自習をしっかり終えておき、実技講習に参加されることでダイビングスクールは実りあるものにすることができます。

 ダイビングインストラクターの熱意とダイバー候補生の真摯さがダイビングスクールをきっとより良いものにしてくれるはずです。

 そしてインストラクター開発を担当するランクのインストラクターはより一層考え、実践していくことが求められるのでしょう。

 ダイビングを楽しまれる多くの方が楽しく安心したダイビングライフを過ごせるように精進していきたいです。

 長々とお付き合いいただきありがとうございました、理解しにくい表現もあったかと思いますが是非、海、プール、それ以外の場でも気軽に声をかけてください。

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