伊豆ダイビングカレッジ株式会社

バックアップ空気源、本当に呼吸できますか?

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バックアップ空気源、本当に呼吸できますか?

バックアップ空気源、本当に呼吸できますか?

2026/10/29

インストラクターになってから、潜る日にずっと続けていることがあります。

それは、自分のバックアップ空気源(オクトパス)で、 実際に水中で呼吸してみることです。

もう何年続けているのか覚えていませんが、 今ではすっかり習慣になっています。

この確認をするようになったのは、西表島でNAUIの インストラクターコースを受講したときに、 教えてもらったことがきっかけです。

現在はPADIのインストラクターとして活動していますが、 あのとき教わったことは今でも続けています。

なぜ毎回確認するのか

インストラクターは、一般のダイバーよりも バックアップ空気源を他のダイバーに渡す機会が 多いのではないかと思っています。

講習中はもちろん、ファンダイビングでも、 万が一、空気が必要になったダイバーがいれば 自分のバックアップを渡すことになるかもしれません。

そんなとき、渡したバックアップ空気源に 不具合があったらどうなるでしょうか。

空気が出ない、正常に呼吸ができない。

ただでさえトラブルが起きている状況で、 さらに別のトラブルが重なることになります。

助けるために渡したバックアップが使えなかったら……。 考えるだけでも嫌な状況です。

実際にそんなことが起きれば、 小さなトラブルで済んだはずのことが、 大きな事故につながる可能性もあります。

だから、自分のバックアップ空気源が正常に呼吸できるか、 実際に水中で確認するようにしています。

陸上でのチェックだけではなく

もちろん、ダイビング前には器材のチェックを行います。 残圧の確認、レギュレーターの作動確認、 バックアップ空気源の確認もそのひとつです。

ただ、自分の場合はそれだけではなく、 水中でもバックアップ空気源をくわえて、 実際に呼吸してみるようにしています。

普段は使うことのないバックアップ空気源です。 だからこそ、必要になったときに初めて使うのではなく、 事前に自分で確認しておきたいのです。

ほんの数呼吸ですが、実際に呼吸してみることで 気づくこともあります。

もちろん、数回呼吸できたからといって その後の正常な作動まで保証されるわけではありません。 日頃の点検やメンテナンスが大切なのは言うまでもありません。

バックアップの取り付け位置も大切

以前、バックアップ空気源を体の右側と左側、 どちらに取り付けるのがよいのかという記事を書きました。

バックアップ空気源は、ただ付いていれば よいというものではありません。

必要なときにすぐ取り出せること、 無理なく呼吸できること、 他のダイバーにも渡せること。

そして何より、正常に使える状態であること。

取り付け位置が適切でも、いざ使おうとしたときに 呼吸できなければ意味がありません。

逆に、正常に作動していても、 どこにあるのかわからなかったり、 すぐに取り出せなかったりしては困ります。

NAUIで教わったことをPADIの今も

西表島でNAUIのインストラクターコースを 受講したのは、もうずいぶん昔のことです。

今はPADIのインストラクターとして講習を行っています。

指導団体が変われば、講習の内容や進め方など、 違う部分もあります。

でも、以前教わったことでも、 自分が大切だと思うことは今でも続けています。

長く潜っていると器材の扱いにも慣れてきますし、 毎回同じような確認をするのが 面倒に感じることもあるかもしれません。

ただ、昨日問題がなかったからといって、 今日も問題がないとは限りません。

バックアップ空気源に限らず、 使う機会が少ない器材ほど、 いざというときに使える状態にしておくことが 大切なのではないでしょうか。

これからも続けていこうと思います

バックアップ空気源で実際に呼吸してみる。 たったそれだけのことです。

でも、自分が誰かに渡すかもしれない器材ですから、 その確認はしておきたいと思っています。

もちろん、安全な状況で行うことが前提ですし、 水中での確認だけで器材点検が完了するわけではありません。

それでも、あのとき西表島で教わったこの習慣は、 これからも続けていくつもりです。

万が一のときに使う器材だからこそ、 万が一の前に確認しておきたい。

皆さんは、自分のバックアップ空気源で 最後に呼吸したのはいつですか?

稲取マリンスポーツセンター

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