ダイバーに捧ぐ | ウェイト&ベルトの重要性
2023/08/29
2022/3/8公開、2024/8/29加筆修正しました
ウェイトベルト、、、ダイバーは海に潜るためにウェイトを装着します、重いので取り扱いに注意が必要、今回はこのウェイト&ウェイトベルトについて書いていきます。
ダイビング器材の中で、なんとなく蔑ろにされている気もします、中性浮力をとるためには必要不可欠な知識でもあるし、なくては沈めないし、万が一の時にははずさないといけない、もっと多くのダイバーの方に気にかけていただきたいと思って加筆修正しました。
目次
ウェイトを装着する理由
なぜウェイトは必要なのか
ダイビンスーツを装備した分、沈みにくくなるのでウェイトで相殺する。
多くのダイバーの方がBCDやドライスーツのエアを排気した際に沈む量のウェイトを装備しているのではないでしょうか、BCDやドライスーツ内のガスを完全排気した状態で「沈まないウェイト量」が本来正しいことになります。
ではどうやって水中に潜降するのか?賢明なダイバーの方であれば「息を吐く」ことで沈むことができると理解されているはずです。
オーバーウェイト
初心者ダイバーの陥りやすいこと
息を吐いて沈めといわれても初心者の頃はなかなかうまくいかないのが現実です。
呼吸を整えるのに時間を要したり、BCDやドライスーツの排気に慣れていないなどの要因で沈まないことを悩まれるダイバーは多いようです。
ウェイトを増やして沈もう、そう考えて自ら量を多くしたり、ガイドやインストラクターに無条件にウェイトを増やしてもらう場面もあるかもしれません。
理解していただきたいのは自分のウェイト量を把握せずに安易にウェイトを増やさない、いうことです、初心者の頃は多少ウェイト量が多いことは仕方がないといえますが、常にダイビングの器材準備の際には、ウェイトについて考えて調整するようにしてください。
シリンダー内のエアが消費され、特にアルミシリンダーの場合はダイビング後半に浮き気味になることがあります、それを踏まえてダイビングのスタート時にウェイトを少し増やしておこうなどなどの考えを否定するつもりはありません、大切なことは最低限
自分のウェイト量を把握しておくこと
なのです、ログブックにしっかりと記録をしておいてダイビングに行く際には確認してからお出かけください。
アルミシリンダーが浮くことがよくわかる動画を下にアップしてあります、ご参考にどうぞ。
ウェイトの装着方法
BCDやベルトによって変わります
ベルト、BCD、ベスト、アンクルなどウェイトの装着方法は様々です、いずれも大切なのは緊急時に取り外せる、クイックリリースであることです。
オープンウォーターダイバーコースでエマージェンシーウェイトドロップというスキルを実施し、レスキューダイバーであれば講習でウェイトを取り外す方法をトレーニングしたことを忘れないでください、水面でトラブルの際には浮力を確保するためにウェイトを躊躇することなく捨てられるようにしておきましょう。
サイドマウントダイバーやテクニカルダイバーの場合、クイックリリースシステム無しでダイビングをすることもあります、そんな時は自分のシステムをしっかり把握してダイビングを実施するようにしてください。
ウェイト関連のダイビングスキル
各コース実施されるダイビングスキルについて
オープンウォーター | ウェイトの準備と装着 適正ウェイトの確認・水中姿勢の確認 エマージェンシーウェイトドロップ 水面でのウェイトベルト脱着 水中でのウェイトベルト脱着 |
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ドライスーツSP | 水面でのウェイトベルト脱着 |
中性浮力SP | 適正ウェイトの確認・水中姿勢の確認 |
レスキューダイバー | セルフレスキューで水面浮力確保の方法を確認・実施 救助の為に事故者を含めてウェイトベルトをはずす |
ダイブマスター インストラクター開発 | レスキュースキル実施 エマージェンシーウェイトドロップ 水面でのウェイトベルト脱着 水中でのウェイトベルト脱着 |
ウェイト玉も大きく3つに分類できるかと思います、重いのでなかなか自分のウェイト玉を所有するのも大変かもしれません。
重さは500gから2kgが一般的です。
ダイバーの皆さんへ
初心者ダイバーだけでなく全てのダイバーの皆さんへ
ウェイトは重いので取り扱いには注意してください、足の指などに落とすと骨折する場合もあります
ご自身またはバディが水面でトラブルに陥った場合にウェイトを捨てられるようにしましょう。
その為にダイビング前にプレダイブセーフティチェック(バディチェック)を行う際、自分のウェイトシステムとバディのウェイトシステムの外し方を確認しておきましょう。
ダイビングプールでの利用
当ダイビングスクールのプールでダイビングスキルを練習される方へのお願いです
水底でウェイトベルトの脱着の際、体を回転させてウェイトベルトを巻き付ける方法※を練習される場合はショットウェイトを持参の上行ってください。
勝手なお願いですが、何卒ご協力お願いいたします。
※PADIのプログラムではオープンウォーターダイバーコース、ダイブマスターコース共に体を回転させて装着する方法は紹介されていません。
たかがウェイトというなかれ
ウェイトはダイビングに出かける際にレンタルされる方が多いかと思います、運ぶには少し重いですしね。
併せてベルトをレンタルされる方も多いですが、ウェイトの位置や緊急時の対応などを考えるとマイウェイトベルトをお持ちになることをお勧めします。
写真のウェイトベルトのようにポケットになっているとウェイトの返却も楽ですし、いつも腰の同じ位置にウェイトを装着できるので水中バランスを乱すこともありません、ポケットのサイズは2種類ありますのでご自身の必要なウェイト量に合わせてお選びください。。
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